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オーボンクリマ ピノ ノワール "イザベル" カリフォルニア [2020] (正規品) Au Bon Climat Pinot Noir Isabelle [アメリカ][カリフォルニア][サンタバーバラ][750ml]

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■420本完売! 12本追加いたしました。 ■ヴィノス94ポイント(同銘柄歴代2位) ■ジェブ・ダナック94ポイント ◎最新’20年も…Great! カリフォルニアの’20年は、明暗はっきり別れたヴィンテージ。気候的には悪くなかったものの、山火事の影響を受けた造り手とそうでない造り手で、クオリティがまるで異なります。ABCは、後者。 上記は歴代でも最高峰と謳われる’15年への評価ですが、今年はまずヴィノスとダナックの評価が出まして、どちらも’15年に準ずる素晴らしい内容です。 ◎ブル風カリ・ピノの完成形。 2016年2月開催の正規インポーターN社による試飲会にて飲んだ際にも、抜群でした。優美で、洗練され、欧風カリ・ピノの一つの到達点とも言えるもの。 当時、「IPOBの新鋭メンバーの中には話題性に事欠かぬ一万円近くの流行りモノのピノもありますが、それらを有り難がって手に入れるくらいなら、まずこのイザベルが6,000円台で飲めること、そしてその味わいがどれだけ完成されたものであるかを再確認したほうが良い…とすら思います。」と書かせて頂きました。 ▼ブルー・シリーズ(Blue Series) オー・ボン・クリマの上級リーザヴ格であり、ジム・クレンデン自らが、個人的、そして歴史的に意義ある「忘れ難い作品」と述べる "四つのワイン" を指す総称。何れもが青いキャップとエチケットを持つことから「ブルー・シリーズ」(或いはブルー・ラベル)と呼ばれています。具体的には 『イザベル』(Isabelle)&『ノックス・アレキサンダー』(Knox Alexander) の二種のピノと、『ニュイ・ブランシュ』(Nuit Blanches)&『ヒルデガード』(Hildegard)の二種の白。厳選果実だけを用い、毎年少量のみを生産しています。 ≪イザベル≫ 1995年に生まれた愛娘の名を冠する、ABCの最高級ピノ・ノワールの一つが、『イザベル』。 ジムはそれまで、最上級品はすべて単一畑にこだわっていましたが、彼女の誕生を祝して何か特別なワインを造りたい…と考え、手を出していなかった、所謂「バレル・セレクション」を作成。ここにワインとしてのイザベルが誕生しました。 ノックスがヴィンヤード・セレクションとして、ル・ボン・クリマとビエン・ナシドの二箇所の果実のみを用いて畑の個性を表現したピノであるのに対し、イザベルで魅せるのはブレンディグの妙。特定のフルーツ・ソースに拘ることなく、ひたすらクオリティを求めて毎年最高の果実を模索します。 ヴィンテージによってチョイスされる畑が異なり、ABCの本拠地、サンタ・バーバラをも越え、アンダーソン・ヴァレーやメンドシーノ等の果実も候補になるため、ラベル上には特定小区画を刻まずに「カリフォルニア表記」としています。 ジムは果実の詳細を「シークレット」と述べていますが、これまでの実績にはビエン・ナシド、サンフォード&ベネディクト、タリー、リンコン、マウント・カーメルなどがあります。 ブルー・シリーズもう一つのピノであるノックスと同様、人気のド迫力ボトルも健在。通常版SBCピノと比べると "極太・極厚・極重" のその特大瓶に「これ同じ容量?」と驚かされます。 そういえば以前読売新聞でも掲載されましたが、「人は同じ中身のワインでも高級感を感じたほうがより飲んだときの悦びが強い」という脳の動きに関する研究結果が記事になっていました。 「高級感」って、実は味わいに深く結びつくとっても大切な要素なんですよね…。そういった意味では手にした瞬間から「おおっ…」とおもわず唸るこの特大ボトルも、あながち見栄えだけの問題なのではないのかもしれません。 ◎Jeb Dunnuck(2023.8)より 【JD94点】 「Lastly, the 2020 Pinot Noir Isabelle is all Pinot Noir from six different vineyards and four different AVAs. Its translucent ruby hue is followed by a great nose of spiced red and black berry fruits, spring flowers, savory herbs, and assorted baking spice nuances. Beautifully textured, medium to full-bodied, and elegant on the palate, it has integrated acidity, ripe tannins, and a great finish. It's easily my favorite in the lineup and will evolve for another 10-12+ years.」 ジャーナリズムでの掲載とは無関係にその美味しさが評価されているピノではあるものの、それにしても……スゴイ。圧巻ですね。 2021年11月の試飲会で、’17年のノックスと、’18年のイザベルを飲み比べしましたところ、背景とは対照的に、ノックスが女性的で、イザベルが男性的でした。 ワイン単品で楽しむのに向いており、万人向けのノックス。お食事と合わせるのに向いており、玄人向けのイザベル…といったところでしょうか。 タンニン豊かで、筋肉質な芯のある旨味。カリフォルニアの強さと飲みやすさ、欧州ピノの上品さとフィネスが混在。クラシックでありながら洗練され、味覚としても、体験としても、飲みごたえあるピノ・ノワールでした。 ●紛れもない一級品です。