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[1999]レイクス・フォリー カベルネ(オーストラリア/赤ワイン)

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1999年は大変良い気候条件。「春の雨、暑い夏、 成長期もとてもよい天候のヴィンテージ。 収穫期の雨がワインメーカーを心配させたが ダメージを避けるため一部早く収穫された。 典型的なレイクス・フォリーが作るカベルネの年」。 キレイな輝かしい若さを感じるレンガ系赤を 帯びた色合い。 はっきりとしたハンターの特色 でもある、レザー、アーシーさ(土っぽさのような) が感じられるが、まだはっきりとブラックベリー やラズベリーのフレッシュな果実香も残っている。 スイートシダーやシガーボックスの香りも感じられる 風味は際立っていてスタイリッシュでまだ若々しい ニュアンスも。タンニンはかなり落ち着いてきており、 きめ細かくかみごたえがあるバランスに。 ファースト・ノーズに香るブラックベリーの 果実香はそのままに、しかしながらもっと複雑 な熟成感に変わりつつある。現在熟成半ばの 段階でかなりの良い状態の飲み頃だが、 もちろんまだ熟成は続きさらに3−5年の間は おいしく飲めるでしょう 。 [オーストラリア/赤ワイン/カベルネソービニヨン 63%、プチヴェルド20%、メルロー8%、 シラーズ9%]レイクスフォリーはマックス・レイクとその家族によって1963年に 設立されたハンターヴァレーのワイナリーです。そして、赤、白の 2種類しかワインを造らないということを初めてオーストラリアで 行ったワイナリーです。赤はカベルネブレンド、白は100%シャルドネ からなり、ぶどうは全て自社畑のものを使っています。 2000年5月 にはワイナリーはピーター・フォガーティ氏に引き渡されました。 ピーターはフォリーの経営信念をそのままの形で引継ぎたいという 強い意志を持っていたため多くの中から彼に選ばれました。 そして現在、レイクスフォリーはこれまでとなんら変わっていません。 事業を拡大する予定はありませんし、この小経営のままが一番。 総生産量は4500ケースほど。約1/4がシャルドネです。 私たちは、赤が一種白が一種、同ヴィンテージ、 同価格ということを実践しています。 (人生はそのままで充分複雑すぎるもの・・だからシンプルに)。 最も大切なことはぶどうの品質であり、畑から瓶詰めまで 細心の注意を払ってワイン造りをすることです。 畑における品質は主にそのテロワールから由来します。 我々の古樹から実るブドウは、現在では低収量高品質の 果実を自らの備わった力で生み出すことが充分にでき、天候の 難しい年でも安定した品質のぶどうを生み出すことができます。 ワインの醸造方法はとてもシンプルです。手摘みでやさしく破砕、 赤は伝統的な開放樽での発酵そして樽熟成。白のシャルドネは 長めに澱と寝かせます。フレンチオークを使用し、白、赤ともに 小樽での熟成、そして手詰め。それだけです。 (これ以上でも以下でもなく)。そして、すばらしいワイン として必要な本当のクオリティーとはどの品種を選び 、 どこに植えるのか、それを探し歩き、実際に掘ってみること が必要である。ぶどうの凝縮性のための選定(すなわち低収量)。 味わいを左右するぶどうの仕立て方(果実が悪ければワインは悪い) 、収穫の時期。完熟した果実は完熟した味わいを与える (天候が許せばの話だが)とロドニーは話します。 (輸入元資料より)