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カルク シャルドネ (ナルス・マルグライド) KALK Chardonnay (Nals Margreid) イタリア アルト アディジェ 白 辛口 750ml

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北イタリア注目のシャルドネ!!フレッシュで洗練された辛口!! 「カルク」は、石灰岩を意味します。葡萄は、南の標高350mのマルグライドの近くのエリアから収穫します。砂と石灰岩の砂利土壌です。日中は暑く、夜はガルダ湖から涼しい風が吹いてくる場所です。暖かな気候がワインにしっかりとした色合いとエキゾチックな香りをもたらします。ステンレスタンクで澱と共に5ヶ月寝かせます。濃い黄色、フルーティなアロマ中に、かすかに熟したバナナを思わせるエキゾチックなニュアンスが感じられます。豊かな果実味をしっかりとした酸が支え、ワインにフレッシュさとエレガントな調和をもたらします。 ■Information ●生産国 イタリア ●地域 トレンティーノ・アルト・アディジェ州 / アルト・アディジェ DOC ●ブドウ品種 シャルドネ100% / 平均樹齢:35年  ●タイプ 白・ミディアムボディ・辛口 ●醸造・熟成   ステンレス発酵、 熟成:ステンレスタンクで澱と共に5ヶ月 ●内容量 750ml ●オーガニック等の情報 リュット・レゾネ lutte raisonnee ビオロジック ●コンクール入賞歴  ●ワイン専門誌評価  ワイン・スペクテーター得点 :  点、ワイン・アドヴォケイト得点: 点、「ジェームス・サックリング」: 92点、 ●保存方法 直射日光、振動を避けて、18℃以下の場所で保管してください。 ●備考 【*ご注文の前にご確認ください*】 ●商品画像のラベルに表示されたヴィンテージと商品名が異なる場合は商品名のヴィンテージとなります。また、ラベルデザインは予告なく変更になる場合がございます。 ●ヴィンテージは、輸入元の諸事情によりヴィンテージが切り替わることがございます。商品名とは異なるヴィンテージになった場合、2,000円未満のワインにつきましては変更後のヴィンテージを発送致しますので予めご了承ください。2,000円以上のワインはヴィンテージ変更の連絡をいたします。 商品画像のボトルに記載されたヴィンテージとは異なる場合がございます。 ●注文個数によりお届け日が変わることがあります。 ●通常2〜3営業日で出荷致します。土日祝祭日、臨時休業を除きます。 ●輸入元 稲葉Nals Margreidナルス マルグライド アルプスの大自然—水・空気・純粋な人々の味わいがする感動のワイン!!  100年以上の歴史を持つ【ナルス・マルグライド】は140の生産者をまとめる協同組合。アルト・アディジェ北西部メランに近いナルスからアディジェ川西岸のワイン街道【ストラーダ・デル・ヴィーノ】に沿ってその南端マルグライドまで約150haの畑があり、その標高は200mから900mに及びます。それぞれの畑が持つ気候条件や土壌を綿密に調査し、そこに最適の品種を栽培するとともに、厳格に収量を抑えた上で主に単一品種のワイン造りを行っています。 *こだわりの醸造  【ナルス・マルグライド】の名前は、北のナルス村と南のマルグライド村から付けられた名称です。 1932年に設立され、この2つの村の間に畑が13カ所に分かれ、128人のメンバーで150haで運営されています(平均所有面積1ha強)。北部は大陸性気候で寒暖の差が非常に大きく、上質な酸やミネラルさを持つ高貴な白が生まれます。南部はガルダ湖の影響を受けた地中海性気候の温暖な条件があり、赤品種向きで、ストレートでピュアな果実味を持つエレガントな味わいが生まれます。  これらの条件に加えて、【ナルス・マルグライド】のメンバーは、品種に適した土壌を徹底検証して、この地に密着した農夫たちが、自分の知り尽くした畑を運営しています。 彼らの葡萄造りは、化学肥料、農薬、灌漑用水は一切使用してきませんでした。現在は"BIO"の認証こそ取得していませんが、将来、【ナルス・マルグライド】は、"ビオディナミ"の申請も考慮しているそうです。  組合はベーシックでコストパフォーマンスの高い「クラシックレンジ」、畑を限定し選果を厳しくした「クリュレンジ」、そして最高級の「バロン・サルヴァドリレンジ」と3つのレンジを持ち、幅広い品揃えを行っています。  2005年にあらたに迎えたエノロゴ、【ハラルド・シュラフル】はブドウの品質を最高に保ち、それぞれの品種の個性を素直にかつ最大限に生かす「必要以上に作り立てない。」ワイン作りを目指しています。そんな姿勢を反映してナルス・マルグライドのワインはどれも非常に洗練された印象で食事に合わせやすいものばかりです。  この地の特徴である土壌は、主に2つあげられます。ひとつは、産地を囲むように周囲に広がっているドロマイト(=苦灰石)です。ワインへフレッシュさを与えます。もう一つは、中心部に広がる非常に稀にみる土壌のポーファリ(=斑岩)です。キメ細やかで豊富で良質なミネラル、質の高い酸、控えめなタンニンが特徴づけられます。  毎週月曜日には、年間通して全メンバーの「打ち合わせ勉強会」がワイナリーで開催し、それ以外にも、頻繁に農家を回るエノロジストの【ハラルド・シュラフル】と3人の専属アグロノミストは、品質のキーパーソンとなっています。収穫時期が近づくと、頻繁なチェックによるブドウのデーターをもとに、綿密な計画を持って、瞬時の発令がメンバーたちに与えられます。メンバーたちは、100%手で摘み取った葡萄を、指示された時間を絶対厳守でワイナリーに運び込みます。これは、まさに"ゲルマン人"ならではの勤勉さが垣間見られる徹底ぶりです。  運び込まれたブドウは、ビン詰めまで全て重力に従い全てのプロセスを移動します。これは、極力ブドウにストレスを与えないことで、ワインがストレートで純粋な味わいを表現できるための配慮です。また、白用だけでも5台のプレスを同時に使用し、収穫された葡萄が酸化せずに、瞬時に醸造工程に移れるように注力しています。このような一つ一つの小さな注意が、ワインが限りなくフレッシュでピュアな味わいとなるのです。  さらに、醗酵には品種や区画別に大小150のタンクを使用します。単純に言うと、全面積が150haなので、1タンクが平均1ha分の扱いとなるわけです。これは、ワイナリーがいかにテロワールの個々の特徴を尊重しているか、いかに品質を重視しているかが伺えるものです。  赤ワインは南のマルグライドにある400年の歴史を持つセラーで醸造します。歴史あるセラーの一方、回転式醸造タンクなどを使用するなど、必要に応じた近代設備を整えるなど、あくまでも品質重視の姿勢が見られます。 *ユニークなアルト・アディジェ    1919年までハプスブルク家のオーストリア領であったアルト・アディジェは、イタリアの中にあってとてもユニークな地域です。都市の町並みや郊外の風景は明らかにイタリアというよりはオーストリア的で、住民は民族的にはドイツ人であり、言語もドイツ語が多くなっています。アディジェ川の両岸を中心とした斜面にブドウ畑とリンゴ畑が拡がり、古くからワイン造りが行われていた地域です。  南チロルと呼ばれるアルト・アディジェ一帯は、街並み、人々の生活や食文化は、イタリアというよりもオーストリアのドイツ圏になっています。  理由は、第二次世界大戦前後やそれ以前の長い歴史の中では、イタリアとオーストリア間で領地の争いが繰り返され、ドイツ語系住民の言語や文化は迫害されてきたそうです。それが、1989年になって、ようやくドイツ語やその文化が認められるようになりました。現在は人口の60%以上はドイツ語系の人が占め、イタリア語系は30%(後はその他の言語)が占めています。  約95%が単一品種で造られていることがアルト・アディジェのワインの特徴です。この産地が小規模であるにも関わらず、D.O.C.が90%以上を占め、ピエモンテをしのぐ凌いでイタリア随一の産地です。中でも白は、突出した高品質を生み出すことで有名です。    アルト・アディジェのワイン生産では共同組合のシステムがうまく機能しており、全生産量の約80%を12社の組合が占めます。「組織に纏まることが苦手なイタリア人と違い、ドイツ人だから組合が機能するんだ。」という説明は何となくうなずけます。標高が高く冷涼な気候の地域が多いため、特に高品質な白ワイン産地として近年注目を集めています。ハプスブルクの時代からブドウ品種としてはシャルドネ、ソーヴィニョン、カベルネ、メルロー、ピノノワールなど多くのフランス品種が植えられており、地元の人々はこれらを外来品種とは意識していないようです。  また最近ではゲヴュルツトラミネール、ラグレイン・リゼルヴァ、スキアヴァなどアルトアディジェを発祥とする地場品種に力を入れ、品質の高いワインを作る生産者が増えています。